リハブスタジオ

デイサービスの導入事例

内覧会でケアマネの関心を引いた!
新規の問い合わせが急増

事業所名:
デイサービス・カモミール庭瀬
所在地:
岡山県岡山市
二人のスタッフが立っている
課題
リハビリに特化した取り組みが弱かった
競合事業所との差別化が難しかった
利用者が興味を持たない、活動に参加しないケースがあった
結果
リハビリの取り組みを謳える、定員がほぼ満員になった
ケアマネジャーからの評価が高まり、紹介が増加
利用者のリハビリへの参加意欲が劇的に向上した

デイサービス・カモミールは2013年に開業した定員10名のデイサービスです。少人数の利用者様への手厚いサービスにこだわっており、手作りのあたたかい食事や無料のアロママッサージを提供しています。利用者様からも人気があり、サービス内容や取り組みについて岡山市から4年連続で表彰されています。

オンラインリハビリサービス「Rehab Studio(リハブスタジオ)」は、2023年10月にあらたにオープンした事業所である「カモミール庭瀬」で導入していただきました。今回は、導入に至った経緯とその後の変化を代表・取締役である和久井浩史さんにお伺いしました。

デイサービス・カモミール庭瀬の建物全景

市内に300事業所、新店舗の特色作りに苦慮

「デイサービス・カモミール」は、10名の定員に対して5〜6名の職員がケアに関わっています。「少人数での手厚いケア」を強みにしており、アロママッサージや、手作りの食事などを提供してきました。
評判はよく新規利用のお問い合わせや、既存の利用者様からも「利用回数を増やしたい」といったお声をいただいています。

一方で、事業所を運営するにあたって「どのように差別化するか」「あらたな特色となるサービスがないか」は常に考えていました。というのも、デイサービス・カモミールがある岡山市には約300ヵ所もの競合となるデイサービスがあるためです。

主流となっているのはリハビリ型のデイサービスで、私たちもリハビリに力を入れたいと考えていました。しかし、当事業所は小規模なため人件費をふまえて、専門職の採用が難しいのが実情でした。医療職である看護師を機能訓練指導員として配置していましたが、リハビリの専門職ではありません。リハビリや機能訓練は事業所の弱みであり、今後の課題となっていたのです。

ご飯・汁物・漬物が写っている食事の写真と、ベッドに横たわっている人を介護しているスタッフの写真

「リハビリに強みを持てる」リハブスタジオ導入に期待

デイサービス自体はご好評をいただいており、既存の事業所では利用希望者をすべてを受け入れられない状態が3年以上続いていました。事業を拡大するため、2023年10月には新規デイサービスである「カモミール庭瀬」を立ちあげています。リハビリを強化するためリハブスタジオを導入したのはこのタイミングです。

リハビリサービスを選定するにあたり、5〜6サービスほどの比較をしました。その中で、リハブスタジオはリハビリに特化しており、また、PT・OTによる指導を受けられる点が利用の決め手となっています。

また、導入前の説明で、岡山市でオンラインリハビリを提供している事業所が少ないことを知り「利用者様に興味を持っていただける」と感じました。実際、試験的にオンラインリハビリを実施したときは、利用者様も楽しんでおり事業所の強みになると確信しました。

オンラインサービスは初めての試みでしたが、担当者にシステムや利用方法を丁寧にレクチャーしていただき、問題なく運用開始できています。職員にとっても「オンラインでレクチャーを受ける」「あたらしい介護システムに触れる」という経験は新鮮で、モチベーション高く導入に取り組んでくれました。

パソコンの画面を見ている人

内覧会でケアマネの反応が上々、問い合わせが急増

新規デイサービスの内覧会ではオンラインリハビリを実施して「事業所の売りである」とアピールさせていただきました。このアイディアは、リハブスタジオの担当者のご提案です。おかげであたらしい取り組みとしてケアマネの方々にも興味を持っていただけました。リハブスタジオを紹介しているパンフレットも多くの方に持って帰っていただいたことが印象深かったです。

結果として、新規のお問い合せは急増しました。ケアマネジャー同士で横のつながりがあるため「〇〇さん(ケアマネジャー)から聞きました」といったかたちで、今でも面識のない居宅介護支援事業所の方からも問い合わせがあります。

デイサービス・カモミールとしての知名度に加えて、岡山市内でもこうした取り組みをしている事業所がなかったのも大きな要因でしょう。さらに、めずらしさがあるため、口コミが広がりやすかったのだと思います。

手を上げてストレッチしている参加者の方々

6ヵ月で利用者数6名から21名に急増

ホームページにもオンラインリハビリの様子を掲載しており、ご家族から直接「見学にいきたい」といったお声をいただくこともあります。

開業当初、利用者様は1日に1人か2人でしたが、3ヵ月たった頃には満員である10名になる見込みが立ちました。現在では21名の方が利用登録されており、引き続きケアマネやご家族からお問い合わせをいただいている状況です。

ご高齢者はオンラインで誰かとつながることに特別感を感じる

オンラインでのやりとりに慣れていない利用者様は、画面越しに誰かとつながることに「特別感」を持ってくれます。これまで東京や群馬、マレーシア在住のリハビリ専門職の先生に指導していただく機会があったのですが、利用者様は大変驚かれていました。

現在は、月に2回利用させていただいています。まだまだ回数自体が少なく、すべての利用者様にオンラインリハビリを体験してもらえていないことがネックです。今後は、スタッフの増員ができ次第リハビリの回数も増やしていきたいと考えています。

オンライン画面越しにレクチャーをしている講師

無関心だった利用者がオンラインリハビリには興味を持った

ほかのレクリエーションにまったく興味をしめさない利用者様が、リハブスタジオの集団体操だけは集中して取り組まれるケースもあります。

その方は、言葉が出しづらく自分の思いを伝えられないため、常にイライラしている方でした。介護サービスにも拒否反応を示され、アロママッサージ以外には参加されません。

しかし、オンラインリハビリを実施したとき、興味を持ち集中して体操に参加されたのです。それ以降リハビリへの意識が変わったのか、現在も一生懸命オンラインリハビリに取り組まれています。

リハブスタジオは、専門職の方が声をかけしながら実施してくれます。画面越しの問いかけに「驚き」や「特別感」を感じてくれたのかもしれません。

この変化は、担当のケアマネやご家族とも共有しており、あらたに週1回の訪問リハビリの利用につなげられました。利用者様のADL拡大を目指している当事業所としては、本人の意欲を引き出せたうれしい事例ですね。

一人ひとりに声掛けリハ専門職のコミュニケーション能力に驚き

リハブスタジオの専門職は、はじめに利用者様一人ひとりにお名前を聞き、個別に語りかけながら体操を進めてくれます。丁寧に会話のキャッチボールをされており、コミュニケーション能力も非常に高いと感じています。

また、オンラインの「非日常感」「特別感」も利用者様の興味を引く要因です。専門職の方のなかには、先ほどもお伝えしたように東京や海外在住の方もおり、利用者様も「今日はどこの先生かな」と楽しみにされています。なかには、ご自宅で「オンラインでリハビリしてきたよ」とご家族にもお話しされている方もいるようです。

もともと、当事業所でも「カモミール体操」として集団体操を提供していました。しかし、同じ職員が「いつもの体操」を提供するためワンパターンな体操になっていました。その点、リハブスタジオは利用者様のペースでさまざまな体操を提供してくれるため、あきずに取り組めると感じています。

手を腰に当てて体操している参加者の方々

オンラインリハビリが新たな事業所の強みに

当事業所は、利用者様からご好評をいただくこともありますが、提供しているサービスに満足しているわけではありません。これからもあたらしい特色を打ち出すため、さまざまなサービス導入を検討していくつもりです。

リハブスタジオの良いところは「スタッフの人柄」だと感じています。当事業所に関わってくれたスタッフはみなさん素敵で、コミュニケーションの取り方やリハビリの知識なども「やはりプロだな」と思う方ばかりです。

今後は、オンラインリハビリでの取り組みをさらに利用者様やご家族、ケアマネの方にも知ってもらいたいと思っています。そこでオンラインリハビリの回数を増やして、さらなる差別化を図っていけたらと考えています。

参加者方の集合写真。賞状も手に持っている
リハブスタジオ

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