リハブスタジオ

デイサービスの導入事例

地域での認知度向上に寄与!
稼働率も10%アップ

事業所名:
デイサービスセンターやまぶき
所在地:
鳥取県東部
デイサービスやまぶきの職員の方々の写真
課題
地域での認知度も低く、利用者獲得が難しかった
コスト面で専門職の採用が困難だった
欠席者が都度発生し、稼働率に課題があった
結果
オンラインリハビリにより認知度向上、利用者も獲得できた
安価に専門職によるリハビリを提供できる
毎週のリハビリを楽しみにする人が増え稼働率10%アップ

鳥取県東部にある「デイサービスセンターやまぶき」は、サービス付き高齢者住宅に併設した定員20名の事業所です。看護職が毎日2名以上出勤しており、医療面でも安心して利用できるのが特徴です。事業所の合言葉は「チャレンジ」で、利用者様一人ひとりの希望をくみ取りながら、日々の外出支援や機能訓練を行っています。

オンラインリハビリサービス「Rehab Studio(リハブスタジオ)」は、ほかの事業所との差別化や地域の認知度向上に期待して導入していただいています。今回は導入に至った詳しい経緯や、その後の変化を施設長の小澤さんに伺いました。

デイサービスセンターやまぶきの建物の全景

地域での認知度に課題。他施設との差別化に苦慮

私たちがいる地域には、マシンによる機能訓練を売りにしている事業所や、大手企業の運営する大規模なデイサービスがあります。そのなかでサービスの差別化が難しく「どうやって利用者様を獲得するか」には常に悩んでいました。

実際、当事業所は「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」に併設されているのですが、運動したい方が外部サービスを利用するケースも多くみられました。当事業所としても機能訓練に力を入れたかったのですが、人件費の面から専門職を雇用するのは難しいと感じていたのです。

くわえて、地域のなかで知名度があがらないことも課題でした。介護施設があることは認知されていましたが、それがデイサービスであることや、そもそもどういう施設なのかが地域の方に伝わっていなかったのです。

地域で聞いたことがないリハブスタジオに魅力を感じ導入

悩んでいたところ、営業によりたまたま知ったのが「リハブスタジオ」でした。

当事業所がある地域では、首都圏のようにオンラインサービスを知るための研修会やイベントはほとんどありません。周囲にリハブスタジオのようなサービスを利用している事業所もなく、目新しさに魅力を感じました。

導入の決め手になったのは「気軽に試せる価格」です。さらに、リハブスタジオは「年単位」ではなく「月単位」による契約のため、やめようと思えばいつでもサービスを終了できます。

上司と導入を検討しているときも「とりあえず使ってみて、良かったら続けよう」といった具合で話しが進みました。年単位の契約なら、導入するハードルが高いため利用できなかったかもしれません。

サービスの内容自体も良かったと思います。YouTubeをはじめとした動画では、質問や会話などの意思疎通はできません。一方で、リハブスタジオは専門職の方が利用者様の顔をみながらリアルタイムで会話してくれます。

オンラインサービスの利用は初めてでしたが、導入にあたって不安もなくおもしろそうだと思いました。実際に1回使ってみて利用者様の反応も良かったので、継続を決めました。

オンラインで講師が動きをレクチャーし、実践している参加者の様子

PT・OTによるリハビリ提供を謳える!地域での認知拡大

地域柄もあるため、近隣の事業所で「オンラインサービスを利用している」といった声はほとんど聞いたことがありません。そのため、リハブスタジオの利用自体があたらしい取り組みとして、地域の方に認知されるきっかけにつながっています。

実際、先日「ICTツールを導入しているめずらしい事例」として、地元の新聞やテレビで取りあげていただきました。

当事業所をふくめた周辺のデイサービスでは、機能訓練員を看護師に任せている事業所が多く、リハビリの専門職を採用しているところはほとんどありません。オンラインとはいえ、専門職の方からアドバイスや指導が受けられる環境を提供していることは、当事業所の強みとなっています。

参加者の方々がモニターで講師のレクチャーを見ている様子

営業ツールとしてフル活用!利用者の獲得にも寄与

オンラインでの集団リハビリはご家族やケアマネに配布する広報誌にも掲載しており、営業ツールとしても活用しています。また、デイサービスのパンフレットにも、リハブスタジオを利用しているときの写真を載せています。

実際、利用者様の獲得にもつながった事例もあります。利用を検討している方に「こういう体操がありますよ」と話したところ、リハブスタジオによる体操を実施している月曜日に利用を決めた方もいました。

稼働率は10%アップ。オンラインリハビリが利用者の楽しみに

リハブスタジオを導入してから、利用者様から「オンラインリハビリがあるからいく」といったお声をいただいています。

これまで、「体調が悪いから…」「どうしようかな…」とデイサービスを休まれる方もいました。しかし「今日はリハビリの日だからいくよ」という方が増えており、お休みする利用者様が減っていると感じています。

稼働率自体が低迷していた時期もありましたが、リハブスタジオを導入してから徐々にあがってきており、現在は以前の稼働率よりも10%以上アップしました。
会話のネタとしても活用しており「今日はあの先生に会えるね」といった職員や利用者様とのコミュニケーションにつながっています。

YouTubeなどの動画と違い、個々にフォローしてくれるのが嬉しい

リハブスタジオは、オンライン上で双方向のコミュニケーションがとれるのも魅力です。

スタートするときは、先生からの「今日は何曜日?今は何時ですか?」といった質問からはじまり、利用者様を観察しながら体操を進めてくれます。会話によるコミュニケーションだけではなく、利用者様ごとのテンポや動きに合わせて進行してくれるのは大きなメリットですね。

実際、ラジオ体操やカラオケなどを実施することもありますが「動画による決まった流れ」にはついていけない方もいます。職員としてもフォローが難しいため、一人ひとりのペースに合わせた配慮はありがたいです。

職員の業務負担も軽減、費用対効果も大きい

もともと当事業所では、人件費の問題からPT、OTなどの専門職を雇用できませんでした。そのため、リハビリや体操に関して専門的なアドバイスを受けられない現状があったのです。

しかし、リハブスタジオを利用してからは、リーズナブルな料金で専門職からの指導が受けられるようになりました。あたらしい人材を雇用せずに済むことを考えると費用対効果は大きいと思っています。

また、これまでレクリエーションは3〜4名で対応していましたが、リハブスタジオを導入したことで、2人で対応できるようになりました。対応しているスタッフも、「体操のフォロー」というより「見守り」で済むため負担はほとんどありません。

手が空いた職員は、ほかの仕事を優先できるため業務の効率化にもつながっています。

オンラインサービスを活用して利用者のニーズに応える

オンラインサービスの導入は、当事業所によっても大きな変化でした。こうしたサービスの活用はさまざまな職種や事業所、利用者様がつながっていくために重要です。また、あたらしいサービスやツールには閉鎖的でなく、あくまでもオープンに受け入れていきたいと考えています。

今後は、ICTツールをはじめさまざまなサービスを活用しながら、利用者様の期待に応えられるような事業所となるように成長していきたいですね。

デイサービスやまぶきの職員の方々の写真
リハブスタジオ

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