リハブスタジオ

介護付有料老人ホームの導入事例

オンラインリハビリという特色ができた!
見学者からも好評

事業所名:
介護付有料老人ホーム河渡の郷
所在地:
新潟県新潟市東区
介護付有料老人ホーム河渡の郷の看板が見える玄関口
課題
事業所としての大きな売りがなかった
レクを提供できるだけの人員的ゆとりがなかった
ITツールに対して苦手意識があった
結果
リハ職による集団リハビリ提供を施設の特色として打ち出せた
職員はフォローのみで済むため人員配置にゆとりが持てた
丁寧なサポートにより、安心してITツールを扱える

新潟県新潟市東区「介護付有料老人ホーム河渡の郷」は職員数11名、入居者は23〜25名の有料老人ホームです。平均介護度は2前後、入居者は90代の方が中心となっています。

同施設は全個室でプライバシーが確保されているのが特徴で、「一人ひとりが安心して、自分らしい生活が送れる環境を入居者と共に創ること」が売りとなっています。
オンラインリハビリ「Rehab Studio(リハブスタジオ)」は、2023年12月に新しい事業所の強みとなるよう導入していただきました。今回は導入に至った詳しい経緯と、導入後の変化を管理者の中村さんにお伺いしたのでご紹介します。

介護付有料老人ホーム河渡の郷の建物の全景

施設の特徴以外に事業所としての大きな売りがなかった

当施設は「個室対応である」「居室内に洗面やトイレがついている」といった設備面を売りにしています。一方で、人員配置やスペースの問題からレクリエーションやリハビリに取り組めておらず、サービス面の強みが見つからずに悩んでいました。

リハビリについては、理学療法士や作業療法士といった専門職がおらず、看護師がその役割を担っていました。看護師は医療職ではありますが、リハビリの専門的な知識があるわけではありません。そのため、リハビリを求める方に対して自信を持ってサービスで応えられなかったのです。

また、デイサービスのように「エアロバイク」や「平行棒」を置くような場所がなかったのもリハビリができなかった要因のひとつです。

以前は、風船バレーをはじめとしたレクリエーションをおこなっていた時期もありましたが、人員の補充ができなかったことから継続的な実施はできませんでした。

当施設は、3フロアで構成されており、それぞれのフロアに10人の入居者様が生活しています。フロアごとに入浴介助や入居者様の見守りが必要なため、レクリエーションまで手が回らなくなってしまったのです。

介護用ベッドの写真

高コスパでリハ専門職による指導ができるというリハブスタジオに期待感

リハブスタジオを知ったきっかけは、別の事業所の方に話をたまたま聞いたためです。オンラインで集団リハビリができることを知り、定期的なレクリエーションの代わりにもなると思い導入を決めました。

リハビリのために理学療法士や作業療法士を採用するとなると人件費もかかります。その点、リハブスタジオはリーズナブルな金額で専門職のリハビリが受けられるため、コストパフォーマンスも良いと感じました。

リハビリの進行もオンライン上でリハ専門職がいるため、職員は入居者様のフォローにまわれます。人員的に取り組みやすいのも魅力的でしたね。

見学に来られたご家族に自信を持って特色を伝えられる!

施設見学に来られたご家族のなかには「メリハリのある生活をしてほしい」「目的を持って生活してほしい」など、入居者様に意欲的な余暇を過ごしてほしいと考えている方もいます。そういった方に対して、週1回のオンラインリハビリは好評で、アピールポイントのひとつになっています。

私たちの地域には、介護付き有料老人ホームはほとんどありません。専門職がレクリエーションやリハビリを提供している施設も限られており、差別化につながっていると考えています。

また、ご家族や入居者様のなかには病院でおこなっていたリハビリを継続したいと望まれる方もいます。リハブスタジオを導入してから、そういった方にも「当施設はリハビリをおこなっている」と、自信を持って言えるようになったのも大きな変化ですね。

参加者の方々がモニターで講師のレクチャーを見ている様子

集団リハビリを楽しみにされる入居者が増えた

入居者様の反応も非常に良かったです。あくまでも職員の主観ですが、以前より関節可動域が広がったり、指を折る動作がうまくなっている入居者様もいると感じています。

日中ソファで寝ている方も体操がはじまると積極的に参加するようになりました。その方は認知症があるのですが、一番前の席で見みよう見まねで体操してくれています。

周囲の様子や、画面のリハ専門職をみて「私もやらなきゃ」と思ってくれているのかもしれません。ニコニコしながら楽しそうに参加してくれています。

リハ専門職のフォローのみで済むため、職員がゆとりと自信を持てた

これまで、リハビリや体操の進行は職員がおこなっていました。そのため、職員の進行が少しでも止まってしまうと入居者様全体に戸惑いが生じるため、かなりのプレッシャーになっていたように思います。

リハブスタジオなら、リハビリの進行をオンラインのリハ専門職に任せられるため、職員はフォローだけで済みます。。心理的にも人員的にもゆとりが持て、職員の負担軽減につながっています。

これまでは、取り組んでいた職員もリハビリの専門職ではないことから、具体的なアドバイスをしにくいという葛藤があったのです。リハブスタジオを使用するようになり、リハ専門職が具体的な指示をくれるので、それにしたがって「背筋を伸ばしてみましょう」「お尻を引いてみましょう」と、自信を持って入居者様をサポートできるようになりました。

モニターを見ながら手を上げてストレッチしている参加者の方々の様子

丁寧なサポートによりスムーズな導入と運用が可能

当施設では、パソコンは記録に使うくらいで、ITツールを導入するにあたって不安はありました。導入当初は「どうやって利用するのか」「そもそも、電波はつながるのか」といったところから始まったぐらいです。

実際パソコンやネットワークの設定に戸惑いましたが、担当者の方がこまめにフォローしてくださり、導入自体は思ったよりスムーズにできました。現在は、職員も利用方法を理解しており、問題なく運用できています。

新しい取り組みで入居者のニーズに応える

リハブスタジオの何よりの魅力は手厚いサポートだと思っています。おかげでパソコンに疎い私たちでも簡単にサービスを導入できました。リーズナブルな価格もありがたいです。24時間365日リハビリ動画が見放題で、どれだけ使っても値段は変わりません。

現在は、週1回だけ入居者様にフロアに集まっていただきリハビリをおこなっています。パソコンひとつでリハビリに取り組めるため、今後は各フロアごとや居室ごとに取り組んでいきたいと考えています。

これまでの施設のやり方にとらわれず入居者様のニーズに合わせて柔軟にチャレンジしていきたいですね。

施設の中のフロア写真
リハブスタジオ

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